秋田県鹿角市の現場レポート
2019年06月19日
工事2〜3日目 − 木部施工 −
まずは昨日の続きで、木部施工箇所の墨出しを行います。
木部の墨出しがすべて完了したら、いよいよ木部の施工を開始します。
まずはモルター材を練っていきます。
練り込む際には専用のカラートナーも一緒に混ぜ込み、
モルター材にベース色を付けていきます。
モルター材の準備が整ったら、いよいよ塗り付けです。
墨出しした線を目印に規定の厚みで塗り付けていきます。
後でスタンプを押すので、ざっくりと表面をならします。
塗り付けが完了したら、次は木部のカービング施工のガイドとなる
スタンプ押しです。
専用のリリースオイルを、
塗り付けたモルター材部分とスタンプマットに吹き付け、
スタンプを押していきます。
木部については、あまり水平を気にする必要はありません。
木部施工箇所にしっかりガイドとなる跡が付いていれば大丈夫です。
スタンプを押し終わったら、乾き具合を確認しながら
カービング作業を行います。
カービングとは、直訳すると「彫刻」のことで、
この工程の場合、コテやヘラ、ブラシを使って
木に見えるように削っていく作業となります。
コテやヘラで割れ溝を掘ったり、木目を強調したり、
専用ブラシを木目に沿って這わせたりしながら
木の質感を表現していきます。
木部モルター施工のポイントはやり過ぎないこと。
スタンプで押した模様をガイドに、
ガイドに沿って必要最小限のカービングを行うことが大切です。